僕たちの洋楽ヒット Vol.1

僕たちの洋楽ヒット Vol.1 Music review

ビートルズ来日前後は「洋楽」も「日本のポップス」も区別がなかったような気がする。あるのはヒット曲。・・・・

1.シルヴィ・バルタン:アイドルを探せ/Sylvie Vartan:La Plus Belle Pour Aller Dancer’1965
最初に書いたがこの頃は、シャンソンもカンツオーネもクラシックもインストゥルメンタルも映画音楽でも何でもありの時代。最初の曲は映画とタイアップした曲を見事ヒットさせたシルヴィ・バルタン。フレンチ・ポップの基礎を作った。ちなみに、ウルトラマンに出てきた「バルタン星人」は彼女の名前からとった。

2.ベンチャーズ:ダイアモンド・ヘッド/Ventures:Diamond Head’1965
エレキ・ギターの元祖。男の子なら誰でもエレキに憧れ、一度は手にした。エレキ合戦などという素人参加番組もあった。この時期ベンチャーズの方がビートルズより人気があった。特にこのダイアモンド・ヘッドの「テケテケテケ」はエレキ必須のフレーズ。

3.ゲイリー・ルイスとプレイボーイズ:恋のダイアモンド・リング/Gary Lewis & The Playboys This Diamond Ring’1965
普通のポップス。あまり知らない。

4.シャーリー・バッシー:ゴールドフィンガー/Shirley Basse Goldfinger’1965
去年のクイーンズ・コンサートでまだまだ健在ぶりをアピールしたシャーリー・バッシー。血管切れそう。

5.ハーマンズ・ハーミッツ:ヘンリー8世君/Herman’s Hermits:I’m Henry VIII, I Am’1965
ガレージ・グループの走りのような曲。逆に新鮮。

6.フランス・ギャル:夢見るシャンソン人形/France Gall:Poupee De Cire,Poupee De Son’1965
アイドルという点ではシルヴィ・バルタンよりこっち。「♪私は夢見るシャンソン人形・・・」と当然、日本語の方で覚えている。

7.ヴィック・ダナ:ブルー・レディに紅いバラ/Vic Dana:Red Roses For A Blue Lady’1965
曲はよく聴いたような。聴かないような。いずれにしてもタイトルもアーティスト名も初めて知った。

8.クロード・チアリ:夜霧のしのび逢い/Claud Ciari:La Playa’1965
真木蔵人よりクロード・チアリの方がやっぱり有名?日本人好みの曲だとは思うけど、何故ヒット?

9.ライチャス・ブラザーズ:フラれた気持ち/Righteous Brothers:You’ve Lost That Loving Feeling’1965
色々な人がカヴァーしている名曲。個人的に好きなヴァージョンは、少々マニアックだが、元ツェッペリンのジミー・ペイジと、元フリー~バッド・カンパニーのポール・ロジャースが組んだプロジェクトのザ・ファームのもの。トップ・ガンでトム・クルーズが歌っていたのはご愛嬌。

10.バーズ:ミスター・タンブリン・マン/Byrds:Mr. Tambourine Man/1965
今では何でもない楽器だけど、当時は「タンブリン」に何か思い入れがあったのかな。ボブ・ディランのフォークロック。

11.ビーチ・ボーイズ:カリフォルニア・ガールズ/Beach Boys:California Girls’1965
夏のイメージしかないビーチ・ボーイズ。アメリカでの評価に比べて、日本では長らくジミな存在だった。

12.ウィルソン・ピケット:ダンス天国/Wilson Pickett:Land Of A 1,000 Dances’1966
テレビでよく聴いた記憶があるのだが、何の番組だったか憶えていない。ウイルソン・ピケット・ショーみたいな番組があったのか?思わず、歌い踊りたくなる。

13.パーシー・スレッジ:男が女を愛する時/Percy Sledge:When A Man Loves A Woman’1966
今では、スタンダード。最初からスタンダードになるべくして作られた曲のようだ。

14.ホリーズ:バス・ストップ/Hollies:Bus Stop’1966
いい曲だ。詩もよいのだが、なんと言ってもメロディーが素晴らしい。ポップスにおける珠玉のメロディーで、特に途中のマイナー・コードでのコーラスは奇跡的に美しい。

15.バリー・サドラー軍曹:悲しき戦場/SSgt Barry Sadler – US Army Special Forces:The Ballad Of The Green’1966
確か、エド・サリバン・ショーに軍服で出て歌っていた。日本でヒットしたのかどうか?

16.アソシエーション:チェリッシュ/Association:Cherish’1966
“てんとう虫のサンバ”で有名なチェリッシュの名前の元になった曲。“ソフトロック”と呼ばれる分野で、中古レコードはあまりCD化されていないこともあり、高い値がついている。この曲は、コーラスが美しく、展開が複雑でも聴き易い。まさに“ソフトロック”

17.バリー・マクガイヤー:明日なき世界/Barry McGuire:Eve Of Destruction’1966
バリー・マクガイヤーのしわがれた声がロックしている。反戦をテーマにしていてメッセージ・ソングの先駆け。

18.トロッグス:恋はワイルドシング/Troggs:Wild Thing’1966′
映画メジャー・リーグで使われたし、ジミ・ヘンドリックスのカヴァーも有名なので、誰でもどこかで耳にしているはず。非常に印象的なリフ。というよりリフだけの曲。

19.ウォーカー・ブラザーズ:孤独の太陽/Walker Brothers:In My Room’1965
“In My Room”から“孤独の太陽”としてしまうのは凄い。曲調から西部劇の主題歌かと思ってしまう。いい曲だと思うけど日本でしかヒットしていないでしょう。

20.エンリオ・モリコーネ:さすらいの口笛/Ennio Morricone:Titoli’1966
今でも吹けると思うけど、必至にこの口笛を練習した。

21.サンドパイパーズ:グァンタナメラ/Sandpipers:Guantanamera’1966
映画ゴッド・ファーザーで使われていた。ワールド・ミュージックが好きな人も多いはず。

22.モンキーズ:恋の終列車/The Monkees:Last Train To Clarksville’1966
モンキーズをこのシリーズに入れることはないと思うが、モンキーズにしてはロック色の強い曲。イントロのギターは、ベンチャーズのジェリー・マギーのはず?

23.ラヴィン・スプーンフル:魔法を信じるかい?/Lovin’ Spoonful:Do You Believe In Magic’1966
時代の先を行っていた曲だと思う。今聞いてもあまり古さを感じさせない。

24.シーカーズ:ジョージー・ガール/Seekers:Georgy Girl’1966
そんなに好きな曲ではないが、昔FMからこの曲を含めたメドレーを録音したので何百回も聴いた。

25.レフト・バンク:いとしのルネ/Left Banke:Walk Away Renee’1966
ピンク・レディーが好んで歌っていた。いつ聴いてもさわやか。

26.ダスティ・スプリングフィールド:この胸のときめきを/Dusty Springfield:You Don’t Have To Say You Love Me’1966
名曲中の名曲。大げさ過ぎる様に思えるバックのオーケストレーションも、この曲には非常にあっている。プレスリーのカヴァーもいい。

27.ニール・ヘフティ楽団:バットマン/Neal Hefti:Batman Theme’1966
バットマンは映画ではなく、やはりテレビだと思う。CGが無かったときの、いかにもおもちゃというのが逆によかった。昔プラモデルで作ったバットマンカーがどこかにあるはずだが・・・

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