プレゼンス・オブ・ザ・ロード “Presence Of The Lord” Blind Faith

Gospel in Rock

Blind Faith

橋、西郷、船木と言えば初代御三家。西城、野口、郷は2代目御三家。森、桜田、山口と言えば花の中3トリオ、田原、野村、近藤といえばご存知タノキントリオと昔から3人まとめるのが日本人は好きだ。人に限らず巨人、大鵬、卵焼き。あるいはカー、クーラー、カラーTVの3Cというようなまとめ方もある。
さて、音楽の世界でも3でまとめた言い方はある。世界の3大Bといえばバッハ、ベートーベン、ブラームスこれにビートルズを加えると4Bとなる。ロックの世界でも3は重要である。今回は3大ギタリストの一人で現在では3人の中で一番有名なギタリスト、エリック・クラプトンが在籍していたスーパー・バンド、ブラインド・フェイスの曲を取り上げる。3大ギタリストの残りの2人は元レッド・ツェッペリンのジミー・ペイジ、それからジェフ・ベックである。3人の共通点は3人とも60年代に活躍したグループ「ヤード・バーズ」の出身だということが面白い。
今なお活躍中のクラプトンであるが、1963年に参加したRoostersを皮切りにCAASEY JONES & THE ENGINEERS、JOHN MAYALL’S BLUESBREAKERSそれから先のYARDBIRDS、CREAMとグループのギタリストとしての経験を積んだ。今回紹介する曲はCREAM解散後に結成したブラインド・フェイスのデビューアルバムにして最後のアルバムである「スーパージャイアンツ」の収録曲である。メンバーはクラプトンに元クリームのジンジャー・ベイカー、スペンサー・デービス・グループやトラフィックで活躍していたスティーブ・ウインウッド、そして元ファミリーのリック・グレッチという豪華な顔ぶれでスーパーグループの走りであった。69年春に結成され6月にハイドパークで行なわれたコンサートには10万人以上の人が押し寄せた。そしてこのアルバムであるが豪華な顔ぶれから期待した割りにはっきりいって拍子抜けの感がある。それぞれのテクニックは抜群であるのでそこそこの音ではあるのだが一言で言ってインパクトがない。駄作とはいえないが物足りないのである。そんなアルバムのなかで唯一燦然と輝くのがこの「プレゼンス・オブ・ザ・ロード」である。生きる望みのなかった男が(女かもしれない)神を知って生きる道を知って再び歩き出す歌である。クラプトンとウインウッドが見事に融合したこの曲はこれからもロックをする人間にとっては忘れられない曲になるであろう。


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