タイトルは一般的な言葉でなく1980年に、NHK FMの「軽音楽をあなたに」でオン・エアされたメドレー(オン・エアも番組名も間違っている可能性あり)。当時FM放送の音楽を毎日のようにエア・チェックしていたのだが、この「ランニング・ミュージック」は普段の放送と違ってほとんど何も説明がなく前半と後半の曲の冒頭(曲の終わりだったかもしれない)で曲名が読み上げられただけで和洋新旧混在した曲がノン・ストップで流れた。FMレコパルの番組表に「ランニング・ミュージック」と書いてあったが、タイトルも番組の中では言ってなかったような気がする。オン・エアされたときの状況は忘れてしまったことだらけであるが、録音したカセットは家でも車の中でもよく聞いていたし、30年以上たってカセットはiPodになっているが私の一番好きなプレイリストになっている。DJは「チャッピー」こと山本さゆりさん。次からが曲目リスト
1.「悪魔はジョージアへ」”The Devil Went Down to Georgia” The Charlie Daniels
当時も今もそうであるが、カントリーはあまり好きでないのでこの「ランニング・ミュージック」で初めて知った曲。でも最初の曲はやはりこの曲でないといけない。バージョン違いのCDは前からあったが、ここで使われたバージョンはなかなか入手できなかった。
2.「サウスバンド」”Southbound” The Allman Brothers Band
歌もあるのだが、ほとんどインストルメンタル。どの曲もそうだが、イントロからエンディングまでほとんど覚えてしまった。
3.“Long Train Runnin'” The Doobie Brothers
「サウスバンド」からのつなぎが最高。オン・エアしたときでも数年前のヒット曲だったが、これほど軽快な曲は今でも代わるものがない。
4.“勝手にシンドバッド” Southern All Stars
この選曲には度肝を抜かれた。突然の邦楽ロック。実はあまりサザンの曲に思い入れはないが、この曲は別格。デビュー当初はコミックバンドの扱いを受けていたが、こんなにビッグになるとは・・・。
5.“Bad Case Of Loving You (Doctor, Doctor)” Robert Palmer
ロバート・パーマーの初のアメリカでのヒット。多くの人はパワー・ステーション参加以降のほうが馴染みがあると思うが、この曲が収められたアルバム「シークレッツ」は 、今でも愛聴盤。
6.“Saturday In The Park” Chicago
前曲の最後の強烈なシンバルの後に、印象的なピアノで始まる。シカゴサウンドの要のホーンセクションが登場してからのドラマチックな展開もvery good!
7.“Bad Time” Grand Funk Railroad
マーク・ファーナーのアカペラでスタート。GFRにしてはソフトな曲でちょっと異色で、ポップス色の強い曲。
8.“Do You Believe In Magic” The Lovin’ Spoonful
60年代に活躍したラビン・スプーンフルがここで登場。次のラズベリーズの曲も70年代初期のヒット曲。この曲と「デイドリーム」、「サマー・イン・ザ・シティ」はそれぞれ特徴があって甲乙つけがたい。
9.“Go All The Way” The Raspberries
このラズベリーズの曲も70年代初期のヒット曲でオン・エア当時でも古めのヒット曲。イントロのディストーション・ギターが強烈。
10.“今はもうだれも” アリス
前曲のエンディングがイントロ同様のディストーション・ギターがあって最後にドラムがちょこっとあって引き続きこの曲のドラムのイントロがスタート。ここのつなぎが本当によくできている。フォーク・グループのアリスだが、この曲はロック色が強い。
11.“Last Dance” Donna Summer
カセットのとき、90分テープのA面の最後の曲が これで数分のブランクもなくテープに納まった。
12.“I’ll Supply The Love” Toto
TOTOの初期の曲。曲が単純なようだけど、ギターのカッティングがかっこいいし、ドラムの盛り上がり方も素晴らしい。
13.“まぼろしの風” Kansas
オン・エアー時にこんな言葉があったかどうか忘れてしまったけどTOTOに続いてのアメリカン・ハード・ロックグループ。この曲がきっかけで、ファンになった。
14.“Melody” David Johansen
この番組で始めて知った曲。音楽性は違うけどジャケットも声も、ミック・ジャガーのよう。気にいったのでLPは買ったのだが、後年CDがなかなか出ず、iPodに入れるのにLPから落とそうと思ったら去年偶然amazonでCDを発見。30年ぶりにこの曲が収録されているLP「In Style」が聴けた
。
15.“Nineteen Hundred And Eighty Five” Paul McCartney & Wings
この曲はシングルカットされていなかったと思うけど、「ランニング・ミュージック」にふさわしい。エンディングに「バンド・オン・ザ・ラン」が少しだけでてくるのも妙にはまっている。
16.“I Was Made For Lovin’ You” Kiss
キッスらしからぬ、ディスコでかかってもおかしくないような曲。でもキッスの曲で1番好きな曲になってしまった。
17.“Black Betty” Ram Jam
この曲も全然聴いたことのない曲だったけどリズムがころころ変わって、面白い曲でかっこいい。なかなかCDが見つからず3年前にやっとオムニバスのCDで見つけた。
18.“Barracuda” Heart
ハートの代表曲とはいえないかもしれないけど、私的には1番好きな曲。
19.“One Last Kiss” J. Geils Band<
あまりJ・ガイルズぽくないけどドラマチックな曲。厚生年金での彼らのコンサートは最高だった。
20.“Hot Summer Nights” Night
この曲もCDがなかなか見つからなかったがやはり去年get。フリートウッド・マックみたいだけど聴くほどに味がでてくる。
21.“Gold” John Stewart
ジョン・スチュワートは先ごろなくなったデイビー・ジョーンズがいたモンキーズの「Daydream Believer」の作者。この曲のバージョン違いの曲が入ったCDは何枚かあったけど、ずっと聴いていたバージョンはすぐに見つからなかった。これも去年入手。
22.“そよ風に乗って” Marjorie Noel
23.”Georgy Girl” Seekers
22、23は悪くはないが、なぜか他の曲と違い軽快なポップス。
以上
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